
広く一般的に用いられているブレーカーは「熱動式」と呼ばれています。これは二種類の金属を張り合わせたバイメタルという合金を使用しており、金属に電気が流れることで発生する熱でバイメタルが湾曲し電気が遮断される仕組みとなっています。つまり、通常のブレーカーは実際に流れている電流を測定しているわけではありません。
■熱動式ブレーカーとは?
【1】 金属は熱くなると膨張しますが、その膨張率は金属により異なります。
【2】 2枚の金属を張り合わせる(バイメタル)ことで、暖められた金属は湾曲するようになります。
【3】 従来のブレーカーはこのバイメタルの性質を応用して、電気を遮断します。
※わかりやすくするため簡易的な図にしております。
上記のように通常のブレーカーは熱を感知して作動するよう設計されていますので、例えば定格40Aのブレーカーであっても40A以上の電流が流れたとしてもすぐにブレーカーは作動しません。しかし、ブレーカーが作動しないと電気の安全は守られませんので、定格以上の電流が流れた際はある時間ないで作動するようJISで基準が設けられています。 電子ブレーカーは電流値と時間を測定し、JISの許容範囲の最大限で作動するよう設計されております。
■電子ブレーカー動作特性(契約電力11~17kWの場合)
上記の表によると定格の150~190%の電流が流れても30分以内にブレーカーが作動すればよいということになります。
規格の最大値で作動できる電子ブレーカーとメインブレーカーの容量で契約電力を決める主開閉器契約を組み合わせる
ことで、大幅な電気基本料金の削減が可能となります。
通常は負荷設備契約によって、実際の使用状況よりも高い容量で契約電力が決められています。
通常のブレーカーで負荷設備契約にしてもそれほど大きな契約電力の削減は期待できません。
電子ブレーカーを用いて主開閉器契約にすることで定格を超えても一定時間内に定格値以下に戻るのであれば契約電力は大幅に引き下げることが可能になります。



