GLOSSARY用語集

シェールガス（shale gas）とは、頁岩（けつがん）から採れるガスのことです。シェールは「頁岩（けつがん）」を指す単語で、頁岩は薄片状に剥がれやすい性質を持った泥が固まった岩石を指します。

シェールガスは、地層から採掘できるため、埋蔵量に優れています。シェールガスによって天然ガス・原油が手に入ることで、エネルギー資源が乏しい日本でも供給量の増加や価格低下などのメリットが得られます。一方でシェールガスの抱える課題としては、水源への影響、地下水の汚染などが挙げられます。シェールガスを採取する際に多くの水と化学物質が必要となるためです。

現在では、カーボンニュートラル（2050年までに温室効果ガスの排出量を全体としてゼロにする）実現に向けた影響を受け、シェールガス事業は失速の傾向にあります。そのため、今後は再生可能エネルギーを中心とした事業が注目を集めるでしょう。