GLOSSARY用語集

原料費調整制度

げんりょうひちょうせいせいど

解説:

原料費調整制度とは、都市ガスやプロパンガスの原料費の変動に応じてあわせてガス料金を調整するための制度です。原料費調整制度では、原料の貿易統計価格の3カ月平均値をもとに毎月算出されます。

ガス料金=基本料金+従量料金(従量料金単価×1カ月のガス使用量±原料費調整額)

2017年のガスの小売り自由化まで、ガス料金は「総括原価方式」が採用されていました。ガスを安定供給するためにかかる費用の総額を総原価として、ガス料金を算定していました。
<総括原価方式>
総原価=ガス料金収入=営業費(原料費、修繕費、減価償却費、公租公課、人件費など)+事業報酬-控除収益
総括原価方式のメリット
  • ガス事業者:安定的な収入が見込める
  • 需要家:過度の料金負担が避けられる 総括原価方式のデメリット
  • 公正な報酬が保証されているため事業者ごとの競争が生まれにくい

そこで、ガスの小売り自由化の際に、事業者の効率化努力を明示して経済情勢を迅速に料金に反映させる方法として、原料費調整制度が採用されはじめました。

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