
2025.05.30
蛍光灯の2027年問題とは? 生産終了にともなう問題点を解説
企業のオフィスや施設で広く使われている蛍光灯が、近い将来、大きく変わることをご存知でしょうか。「2027年問題」として知られるこの変化は、単なる照明器具の切り替えにとどまらず、企業の設備管理やコスト、そして […]
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2025.08.29
オフィスの電気代削減は、企業のコスト削減だけでなく、地球環境への配慮という観点からも重要です。
本記事では、オフィスでの節電に焦点を当て、今すぐ実践できる具体的な節電方法や、従業員が協力しやすいアイデアを幅広くご紹介します。
無理なく継続できる対策で、オフィス全体の電気代削減を目指しましょう。
INDEX
オフィスでの節電を効率的に進めるために、どこで電力が多く消費されているかを把握していきましょう。
資源エネルギー庁のデータによると、一般的なオフィスビルでは以下の3つの分野が特に多くの電力を消費しています。
・空調:約48.6%
・照明:約23.1%
・OA機器(パソコン、コピー機など):約13.9%
電力消費の内訳(夏季の点灯帯(17時頃))
出展:経済産業省 資源エネルギー庁「夏季の省エネ・節電メニュー」
これら3つのエリアだけで全体の約85.6%もの電力が消費されています。つまり、効果的に節電をおこなうのなら、空調、照明、OA機器への節電対策が効果的です。
オフィスでの節電において、空調は最も電力を消費する項目の一つです。
快適な室内環境を維持しつつ、効率的に空調を使用するための節電方法を従業員全員で実践することで、大きな効果が期待できます。
環境省によると、「快適性を損なわない範囲で省エネルギーを目指す室温」として夏は28℃、冬は20℃とすることを推奨しています(設定温度ではありません)。
また、エアコン設定温度を1℃緩和した場合の消費電力量は、冷房時約13%、暖房時約10%削減されるとされています。
参考:環境省
資源エネルギー庁の資料によると、室内温度を26℃から2℃上げた場合、4.1%も節電効果が、また、使用していない執務エリアの空調を停止するだけでも2.4%もの節電効果が見込まれます。
参考:経済産業省 資源エネルギー庁
オフィスでは多くの電化製品が発熱源となるため、適切な温度設定により無駄なエネルギー消費を抑えることが可能です。設定温度を極端に下げたり上げたりすることは、体調不良の原因にもなりかねないため、無理のない範囲で調整しましょう。
エアコンとサーキュレーターを併用することは、節電方法として非常に効果的です。
空気は、温度が高いと上へ、低いと下へ行こうとする性質があります。そのため、夏場は冷たい空気が下に溜まりやすく、冬場は暖房の暖かい空気が天井付近に滞留しやすくなります。
こういった「温度むら」がある状態だと、エアコンは部屋の上の温かい空気を吸い込んで、まだ部屋が冷えていない、と認識して部屋を冷やしすぎる…ということが起こってしまいます。
そこで、エアコンの風光を調整したり、扇風機やサーキュレーターをうまく使って空気を循環させましょう。
夏場は、サーキュレーターを使って上方向に風を送ることで、部屋全体の温度むらを解消できます。逆に冬場は、サーキュレーターで下向きに風を送ることで、足元まで暖かさを届けることが可能です。
少し暑い、または寒いと感じたら、まずは設定温度を操作するよりも、エアコンの風量を強くしたり、扇風機やサーキュレーターを一緒に使ったりすると、同じ温度でも体感温度はより快適に感じます。
エアコンのフィルターは、空気中のホコリなどを吸い込みます。
フィルターが汚れていると空気の吸い込みが悪くなり、エアコンの運転効率が低下し、無駄な電力を消費する原因となります。
フィルターを2週間に1度程度清掃するだけで、冷房時で約4%、暖房時で約6%の消費電力削減が期待でき、節電対策として大きな効果をもたらします。
フィルター清掃は簡単におこなえるため、定期的に実施してエアコンの効率を維持しましょう。
窓から降り注ぐ日光の熱は室温に大きな影響を与えます。
夏は日差しを遮るためにブラインドやカーテンを閉めるなどをすることで室内の温度上昇を抑えることができます。
資源エネルギー庁によると、このアクションは省エネ・節電効果が3.7%もあるとされています。
参考:経済産業省 資源エネルギー庁
逆に冬は、室内の暖気が窓から逃げるのを防ぎ、外からの冷気の侵入を抑えるために厚手のカーテンや断熱シート、遮熱フィルムの活用などが効果的です。
特に西日が差し込むオフィスでは、遮熱性能の高い窓ガラスフィルムを導入することで日射熱を遮り、冷房効率を大幅に向上させることが可能です。
これらの対策は、エアコンへの負荷を軽減してくれるので、電気代の削減に繋がります。
エアコンの室外機の周辺を整理することは節電に効果的です。
エアコンの室外機は、室内の熱を外に放出する重要な役割を担っており、室外機の排気口が物で塞がれていたり、周辺が整理されていなかったりすると、排出した空気を再度吸い込んでしまい、エアコンの運転効率が著しく低下してしまいます。
そのため、室外機の周辺は整理をして、風が通るように心がけましょう。
また、整理だけではなく室外機自体の温度を上げすぎないことも運転効率を高めてくれます。
特に夏場の室外機が直射日光や地面からの照り返しにさらされると、その付近の温度が高くなり、熱を捨てる効率が悪化してしまうのです.
日よけを設置して直射日光を避けるなどの対策は、室外機が本来の能力を発揮し、効率的な節電方法として有効です。
上記の対策も省エネ効果はありますが、古いエアコンの場合、新しいものに買い替えることも方法の一つでしょう。
エアコンの省エネ性能は毎年向上しており、電気代の節約にもなります。また、高性能のエアコンへの買い替えは補助金が出る場合もあります。
現在活用できる補助金は、ぜひエスコにお問い合わせください。
また、補助金を活用して省エネ診断も実施可能です。空調設備も対象なので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。
オフィスにおいて、電力消費は空調に次いで照明が大きな割合を占めているため、節電の効果が見えやすいポイントです。
快適な執務環境を維持しつつ、照明に関する節電対策を適切におこなうことで、電気代の削減に大きく貢献できます。
ここでは、すぐに実践できる節電対策の具体的な方法を解説します。
当然、と言われるかもしれませんが、会議室や休憩室など、人がいない場所の電気はこまめに消すことが、基本的な節電方法として重要です。
企業の節電対策として「こまめな消灯」は、もっとも取り組みやすいことのひとつであり、すでに多くの企業が取り組んでいることと思います。
昼休みや退室時の消灯を社内ルールとして定め、照明スイッチのそばやドアに掲示するなどして、従業員全員にこまめな消灯を呼びかけるなどを徹底しましょう。
また、業務に支障のない範囲で照明を間引くことも、照明の節電ポイントとして挙げられます。
従来の蛍光灯から消費電力の少ないLED照明への切り替えは、節電方法として非常に効果的です。
蛍光灯をLED照明に交換することで、年間消費電力量を約50%~80%削減できるとされています。
さらに、LED照明は発熱が少ないため、夏場の冷房効率向上にも繋がり、間接的な節電効果も期待できるのです。
寿命も約40,000~50,000時間程度と長く、交換の手間やコストも削減できるため、長期的な視点で見ても導入メリットは大きいと言えます。
また、蛍光灯は2027年に生産終了することが決まっています。今のうちにLED切り替えを進めていきましょう。すべてLEDにした、と思っていても、見逃している箇所も意外と多いものです。
弊社では、省エネ診断として節電できる箇所を隅から隅まで調査いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
トイレや廊下など、人の出入りがあるものの常時照明が必要ない場所には、人感センサー付き照明を導入しましょう。
人感センサーは人の動きを感知して自動で点灯し、一定時間動きがないと消灯するため、消し忘れによる無駄な電力消費を防ぎ、効果的な節電対策となります。
手動での消灯の手間が省けるため、従業員の節電意識に頼ることなく自動的に節電を促進できます。
人感センサー付き照明は、手軽に導入できるものも多く、オフィスの気になる場所から試してみるのも良いでしょう。
OA機器はオフィスでの電力消費の約14%を占めるため、日々の業務における節電の工夫が重要です。従業員一人ひとりが意識的に取り組むことで、オフィス全体の電気代削減に繋がります。
h3:4.1.PCの省電力モードやスリープ機能を活用する
手軽にできる節電方法の一つとして、パソコンの省電力モードやスリープ機能を活用することが挙げられます。
席を短時間離れる際にスリープモードに設定すると、ディスプレイの輝度が下がり、電力を大幅に抑えることができます。
長時間席を離れる場合や業務終了時には、パソコンの電源を完全にオフにすることが推奨されます。
こうした工夫を継続し、無駄な電力消費を抑え、電気代を削減していきましょう。
パソコンモニターの明るさを適切に調整することも、節電の工夫として効果的です。モニターは明るいほど消費電力が大きくなるため、作業に支障のない範囲で明るさを下げることで、節電効果が期待できます。
多くのモニターには、周囲の明るさに合わせて自動で輝度を調整する「自動調光機能」が搭載されており、これを活用することで無駄な電力消費を抑えることができます。
特に複数のモニターを導入しているオフィスでは、各社員が適切な設定を行うことで、全体として大幅な電力削減に繋がる可能性があります。
長期間使用しないOA機器や電化製品は、主電源を切り、さらにコンセントからプラグを抜きましょう。
たとえ電源がオフの状態でも、待機電力として少量の電力を消費しているため、コンセントから抜くことで節電につながります。
例えば、プリンターやスキャナー、ウォーターサーバーなどが該当します。
退社時や長期休暇に入る前などには、見落としがちな待機電力の無駄をなくし、電気代の削減に貢献できます。
オフィスでの節電は、空調、照明、OA機器だけでなく、見落としがちな場所にも節電方法が潜んでいます。
細かな工夫を積み重ねることで、全体の電力消費量をさらに削減することが可能です。
温水洗浄便座は、常に便座を温めたり、お湯を保温したりするために電力を消費しています。
使用しない際にフタを閉めることで、保温効果が高まり、熱が逃げるのを防ぐことができます。
これは、熱を閉じ込める効果があるため、温水や便座を温め直すための電力を抑えることにつながります。
特に利用頻度が少ない時間帯や休日は、温水温度設定を低めにしたり、保温機能をオフにしたりする工夫も検討しましょう。
給湯室に設置されている電気ポットは、常に高温を保つために多くの電力を消費しています。保温設定を見直すことも有効な方法です。
長時間保温が必要ない場合は、保温機能をオフにするか、必要最低限の温度設定にすることで、無駄な電力消費を抑える工夫ができます。
また、使用する時だけ湯を沸かすようにし、魔法瓶を併用して保温すれば、電気ポットの稼働時間を減らすことも効果的です。
オフィス全体の電気代削減には、従業員の意識改革が必須です。
従業員の意識改革と、電力契約の見直しという二つの側面から、さらなる電気代削減を目指す方法を解説します。
節電の取り組みを定着させるには、全従業員の節電意識を高めることが必要不可欠です。
そのために大事な点は、経営層が率先して節電に取り組む姿勢を見せるということ、そして、従業員一人ひとりの意見を取り入れる仕組みを作ることの2点です。
トップダウンとボトムアップの両立は、全従業員の節電意識を高めるために重要なポイントといえるでしょう。
従業員に協力をしてもらうためには「意義と目標」を共有しましょう。
「なぜ節電するのか」という意義について、単なるコスト削減だけではなく、環境保護や社会貢献といった意義を共有することで、従業員が節電を自分ごととして捉えやすくなります。
そして、部署・チームごとに、先月比5%削減などといった具体的な節電目標を設定することで、行動が明確化します。
社内に呼びかける際も、「節電してください」という抽象的な呼びかけではなく、「使わない部屋の電気は消す」「昼休みはPCの電源を落とす」など、できる限り具体的な行動を明確に示しましょう。
節電状況をグラフや数値でオフィス内に掲示したり、社内ネットワークで共有したりしましょう。目標達成度合いがリアルタイムでわかるようになると、競争意識や達成感が促されます。
節電担当者を設け、定期的な節電パトロールやフォローアップ会議を実施するのも効果的です。
長期的な節電対策として、現在契約している電力会社や料金プランを見直すことも有効な方法です。
2016年の電力自由化以降、多くの新電力会社が参入し、様々な料金プランを提供しています。オフィスの電力使用量や時間帯に合わせた最適なプランを選択することで、電気代を大幅に削減できる可能性があります。
例えば、夜間の電力使用が少ないオフィスであれば、夜間割引のあるプランを選ぶ、または、再生可能エネルギーを積極的に利用している電力会社に切り替えることで、環境貢献にも繋がります。
電力会社や料金プランの比較検討は、専門業者に相談するのも良いでしょう。
本記事では、オフィスでの節電に焦点を当て、空調、照明、OA機器、そして見落としがちな場所における具体的な節電方法と、従業員が協力しやすいアイデアを幅広くご紹介しました。
節電は、単なる経費削減にとどまりません。
全従業員が日々の業務の中で節電を意識し、実践することは、企業の社会的責任(CSR)を果たすことにつながるでしょう。そして、このような取り組みは、従業員一人ひとりの環境意識を高めるだけでなく、環境に配慮した持続可能な企業文化を醸成させ、チームとしての連帯感を強めるきっかけにもなり得ます。
小さな一歩からでも、まず始めてみることが大切です。使っていない部屋の電気を消す、昼休みにPCの電源を落とすといった、誰もがすぐに始められることから実践してみてください。
省エネやコスト削減を進めたいとお考えなら、ぜひエスコにご相談ください。弊社はこれまで、2万5千社以上のお客様の「困った」を解決してきました。
省エネ診断から最適なソリューションのご提案まで、あなたのオフィスが抱える「負と不」を「プラス」へと変えるため、より快適で効率的な空間へと変えるお手伝いをいたします。
A1:オフィスの電力消費は空調が約48.6%、照明が約23.1%、OA機器が約13.9%を占めています。そのため、空調の温度設定の見直しやサーキュレーターの活用、LED照明への切り替え、OA機器の電源管理が効果的なオフィス節電対策となります。
A2:従業員一人ひとりが日々の業務でオフィス節電に取り組むことが重要です。具体的には、離席時のパソコンのスリープモード活用やモニターの明るさ調整、不要な照明のこまめな消灯、会議室利用後のエアコン停止などが挙げられます。
A3:LED照明への切り替えは、従来の蛍光灯と比較して消費電力を約50%~80%削減できるため、大幅なオフィス節電に繋がります。また、長寿命で交換の手間が省け、発熱が少ないため冷房効率の向上にも貢献します。
詳しくは、こちらをご覧くださいませ。
A4:エアコンフィルターの清掃は2週間に1度程度が推奨されています。フィルターの汚れはエアコンの運転効率を低下させ、無駄な電力を消費する原因となるため、定期的な清掃はオフィス節電対策として非常に効果的です。
A5:長期間使用していないOA機器や電化製品は、主電源を切り、コンセントからプラグを抜くことがオフィス節電に繋がります。電源がオフの状態でも待機電力を消費しているため、コンセントを抜くことで無駄な電力消費をなくすことができます。
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