2024.01.12

太陽光発電設備のメンテナンスをおこなう必要はある?~点検の理由や内容を徹底解説~

太陽光発電設備のメンテナンスを行う必要はある?

太陽光発電というとパネルに太陽の光が当たっていれば発電するため、放ったらかしでもいいというイメージがあるかもしれません。しかし、太陽光発電設備を効率よく安全に長く利用するためには定期的なメンテナンスが欠かせません。

また、太陽光発電設備のメンテナンスは法令改正で義務化されており、メンテナンスをしないと知らないうちに法律違反をしてしまうことにもなりかねません。

この記事では太陽光発電設備のメンテナンスが必要な理由とメンテナンスの内容を解説します。

1.太陽光発電設備のメンテナンスが必要な理由

まずは太陽光メンテナンスが必要な理由は大きく3つあります。「メンテナンスの義務化」「発電効率の低下防止」「事故防止」です。いずれも重要なポイントです。

1.1 メンテナンスの義務化

太陽光発電は普段は放ったらかしでも自動的に発電してくれるため、故障や不具合に気付きにくいという問題点があります。

そのため、太陽光発電設備のメンテナンスに関する法令は徐々に厳しくなっており、2017年に施行された改正FIT法では、家庭用を含めたすべての太陽光発電設備の定期点検が義務化されました。

2017年3月に策定された(2018年4月に改正)「事業計画策定ガイドライン(太陽光発電)」において、太陽光発電システム所有者は、「保守点検及び維持管理に係る実施計画を策定すること」が求められ、当該計画に基づいて、「保守点検及び維持管理を実施すること」が求められています。(中略)違反した場合は、次の3つの措置、すなわち、FIT法12条に基づく「指導・助言」、FIT法13条に基づく「改善命令」、FIT法15条に基づく「認定の取り消し」がなされることになります。最悪の場合「認定の取り消し」となるので、その設備での発電事業ができなくなります。
出典:日経クロステック

この太陽光発電設備のメンテナンスの義務は設置から10年のFIT期間(固定価格買い取り期間)後も適用されるため、太陽光発電設備を撤去するまでメンテナンスを実施する必要があります。

1.2 発電効率の低下防止

太陽光発電設備を放ったらかしていると、さまざまな理由により発電効率が低下し、せっかく高い費用を負担して設置したのに損をしてしまうことになります。

たとえば、複数ある太陽光パネルのうち一部が故障したことにより全体の発電効率が落ちたり、発電した電力を使用できるように変換する装置(パワーコンディショナー)が故障してしまいせっかく発電した電力がすべて無駄になってしまったりといったトラブルがあります。

また、故障していなくても太陽光パネルにホコリが蓄積したり、汚れがついたりすると、本来太陽光パネルに吸収されるはずの太陽光が遮られ、発電ができなくなってしまいます。

こうしたトラブルを防ぎ効率よく発電させるためにも定期的なメンテナンスは欠かせません。

1.3 事故防止

故障や不具合を放置したために電気火災や強風による太陽光パネルの飛散といった事故事例も起きています。特に火災は毎年一定数発生しており、建物や周囲に延焼すると大きな被害を出すため注意が必要です。

また、太陽光パネルの長期間メンテナンスをしていないと破損に気付かず大きな事故につながることもあります。

こうした事故を防ぐためには専門家による点検などのメンテナンスを定期的に実施していくことが必要不可欠です。

2.太陽光発電設備のメンテナンスの種類と頻度

太陽光発電設備のメンテナンスには法令で義務化されており、事故の防止などの理由から必ず実施する必要がある定期点検と、太陽光発電設備の故障や発電効率低下を防止するために実施するメンテナンスがあります。

2.1定期点検

定期点検には日常的に実施する「一般点検」と大規模な「年次点検」があります。

2.1.1一般点検

太陽光発電設備を運転させたまま点検を実施します。目視での外観チェックにより、物理的な破損などがないかを確認し、計器類を確認して正常に発電がおこなわれているかを確認します。

2.1.2 年次点検

一般点検に加え年に1回程度の頻度で太陽光発電設備全体を停止させ、運転中は確認できない細かい部分まで含めた点検を実施します。

実際に点検が必要な頻度は発電設備の規模により異なります。

2.2 そのほかのメンテナンス

故障や不具合の点検以外にも、太陽光パネルの清掃により表面の汚れをとり発電効率を高めるなど、太陽光発電設備をより効率よく運用するためのメンテナンスがあります。

メンテナンスを外注する場合には単に価格だけ出なく、法令で定められた最低限の点検だけなのか、不具合時の対応や清掃などのサービスが含まれているかを確認することが必要です。

2.3.メンテナンスする最低限の頻度

以下の表は、太陽光発電設備の点検頻度をまとめたものです。

項目 一般用 自家用
太陽光発電の出力容量 50kW未満 50kW以上
契約容量 50kW未満 2,000kW未満
自家用 低圧連系 高圧連系
施設の例 小規模工場、戸建て住宅、事務所など 学校や工場など
点検頻度 4年に1回以上の定期点検 受変電設備:2~6ヵ月に1回
パネル及びパワーコンディショナ:6ヵ月に1回

太陽光発電設備の点検頻度は、一般用・自家用によって異なります。該当する設備の情報をもとに、点検頻度を確認しておきましょう。

2.4.自己メンテナンスのリスク

自分で太陽光発電のメンテナンスをおこなう場合、以下のリスクをともないます。

  • 感電の可能性
  • 住宅用の場合は屋根からの転落
  • 設備の破損や故障の可能性

また、電気設備の点検や電気系統を触る作業は、専門の技術者がおこなわなければなりません。そのため、太陽光発電の点検・メンテナンスは専門家に依頼しましょう。

3.エスコのメンテナンスサービス

エスコのメンテナンスサービス

3. 1基本プラン

基本プランでは法令に定められた点検の他、太陽光発電設備を安全に運用するために必要な定期点検を実施します。

3.1.1 巡視点検

太陽光発電設備を巡視し、故障や不具合がないかを点検します。

3.1.2 I-Vカーブ測定

太陽光発電設備から出力される電流と電圧の動きを測定し、太陽光発電設備に不具合が起きていないかを確認します。通常の点検では発見できない不具合を見つけることができます。

3.2 オプションプラン

基本プランに加え、より安心して太陽光発電設備を運用できるオプションプランを用意しています。

3.2.1 異常・故障時駆付けサービス

落雷により設備が損傷した、強風で飛んできた物が当たり太陽光パネルが割れた、原因不明だが発電していないなど、太陽光発電設備の異常・故障はいつ起きるかわかりません。定期点検時だけの対応だけでなく、異常や故障が起きた場合には現地に駆け付け対応します。

3.2.2 パネル洗浄サービス

太陽光パネルにホコリが積もったり、鳥の糞や飛来物などによる汚れが付着すると、本来発電に利用できる太陽光が遮られ、発電効率が低下してしまいます。パネルの洗浄をおこなうことで本来の性能を取り戻します。

3.2.3 除草サービス

太陽光発電設備を地面に設置している場合は、伸びた雑草やツタなどが機器の隙間に入り込み故障の原因となったり、光を遮り発電効率をさげる原因となったりします。

エスコでは太陽光発電設備のメンテナンスサービスのオプションとして除草サービスもおこなっていますので、合わせて契約いただくと安心です。

4.まとめ

太陽光発電設備のメンテナンスは太陽光発電設備を安全に効率よく運用するためには必要不可欠です。しかし、メンテナンスには専門の資格や高度な知識が必要です。また、必要なメンテナンスの内容は太陽光発電設備の規模や設置されている条件などにより異なります。

まずは専門のメンテナンスサービスを提供する業者に相談してみることをおすすめします。

エスコではお客様の条件に合わせて最適なメンテナンスプランをご提案させていただきます。ぜひ一度お問い合わせください。

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